60代 女性
■症状
2年前から逆流性食道炎と診断をうけて、近くの内科の処方薬で治療中。調子にすごくムラがあり、調子が悪いとむねやけ、みぞおちの痞え感、いらいらがある。この病気は治りにくいからと聞いているので我慢して飲んでいるが、症状が悪くなると「がん」かもと不安になると。
■処方とその後の経過
「熊の肝」や「センブリ」の配合された伝統薬をすすめたところ大変調子がよく、2か月ほどで、処方薬を休薬できた。現在も調子が良いので、回数を減らしながら服薬中。
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以前なら、「むねやけ」とか「呑酸」とされていた症状の多くが、「逆流性食道炎(GERD)」と診断されている方が増えています。
ですが、処方薬で治療していてもなかなか症状が改善しない方も多くおられるようです。
一部の医療機関では、漢方薬も治療の一環として処方されていますが、保険適応の処方の数が限られているためうまくいかないようです。伝統的な漢方の処方で自覚的な症状が目に見えて改善することが良くあります。
多くの場合、ストレスや食生活の不規則さ、食事内容の西洋化、冷たいものの取りすぎ、姿勢の悪さ(猫背など)により、胃酸が分泌されすぎて食道のほうに逆流してしまい、食道に炎症が生じるとされています。
ひどくなるとびらんなどを起こしたりもします。
また、胃の噴門部が飛び出してしまう「裂孔ヘルニア」になると手術が必要になることもあるようです。
みぞおちの張り、痛み、げっぷ、胃もたれ、むねやけ、むかむか(空腹時に多く、明け方にも多い)、のどのつまり感、声枯れ、口内炎、胸の痛み(狭心症に似た)、背中の痛み、耳の痛み、耳鳴り、全身倦怠感、不安感、うつ的な気分、不眠など、みぞおちや胸だけでなく全身の症状を持つ方もあります。
これらの症状が、逆流性食道炎が原因と知らず、心療内科などの治療を受けていて、なかなか改善しない方もあります。
もちろん、逆に精神的なことから逆流性食道炎を起こしているケースもありますが、この場合は逆流性食道炎の治療も併用したほうがうまくいくようです。
処方薬ではPPI薬、H2ブロッカーなどを中心に処方され、それに心因的な症状を緩和する薬剤の処方と生活習慣の改善などが指導されます。
また、漢方薬でも「六君子湯」がよく処方されているようです。
一般的には、よほどこじれた症状でない場合は、同じ治療で治療経過を見るのが8週間とされているようで、この期間で改善が見られない場合は治療法を変えるそうです。
当店の場合は、「六君子湯」だけでなく、症状に合わせて「瀉心湯類」という処方や、梔子の入った処方などを良くお選びします。これらの処方に、「熊の胆」や「鯉の肝」、「センブリ」などの配合された処方を併用すると、不快な自覚症状が短期間で改善する方が多く見えます。
何年にもわたって苦しんでいた方が3週間から2か月ほどでずいぶんと楽になったといってもらえる方が増えています。
60代 女性
2年前から逆流性食道炎と診断をうけて、近くの内科の処方薬で治療中。調子にすごくムラがあり、調子が悪いとむねやけ、みぞおちの痞え感、いらいらがある。この病気は治りにくいからと聞いているので我慢して飲んでいるが、症状が悪くなると「がん」かもと不安になると。
「熊の肝」や「センブリ」の配合された伝統薬をすすめたところ大変調子がよく、2か月ほどで、処方薬を休薬できた。現在も調子が良いので、回数を減らしながら服薬中。
30代 男性
以前から胃が弱く、胃の張り、みぞおちの痞え、刺すような痛み、左の胸の痛みがある。ひどいとむかむかとして逆流感がある。げっぷもよく出ている。また精神的にも前向きになれず、鬱っぽくなることが多い。時々手足の力が抜けるような感じがあり、だいたいそれは食後に生じてくる。医師からいくつか処方を変えてもらいながら治療しているがずっと調子が良いということがない。
当店で甘草瀉心湯、香砂六君子湯、夕食後に「熊の肝」配合伝統薬を選んで服用してもらう。1週間ぐらいでみぞおちが楽に感じられるようになり3か月ぐらいで、漢方だけで維持できるようになってきた。胃カメラの検査でも荒れた感じがなくなってきていると診断された。