30代 153cm、40kg
■症状
結婚4年目。冷え性が強く有り、生理周期も安定しない。病院で1年ほど前から診察を受けて体外受精をすすめられている。その前に体を良くしたいと漢方薬を。基礎体温で排卵があまりはっきりしない。処方薬を服用するも、子宮の内膜が厚くなりにくい。
■処方とその後の経過
当帰を中心にしたお薬に、気の流れを良くするお薬、冷えをとるお薬を選び時期によって飲み分けをお願いした。1ヶ月で、少し基礎体温がメリハリが良くなり4ヶ月で冷えが良くなり、6ヶ月目に自然に妊娠。
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不妊症の体づくりの漢方相談は最近増えています。
漢方薬を服用していただくとき注意したいことがあります。
それは体の状態が「虚」「実」のいずれのタイプなのかをしっかりと把握することです。
これを把握せずに漢方薬を選んでしまうと「体の状態に合わない」漢方薬となり、しっかりとした効果を得ることができません。
店頭でご相談を受けているケースでは、「実」のタイプの方が、「虚」のタイプの方向けの漢方薬を服用しているケースが多いです。これではせっかくのお薬が十分な効果を発揮してくれないことが多いです。しっかりと体質的な体の状態である「虚」「実」のタイプを確認してからお薬を選んでもらいましょう。
※予算優先になりますので、お電話でご予約いただいてご来店下さい
食事の内容としては、体を冷やさず、温まる食事を心がけることが大切です。
漢方の食事では味のバランスを考えますが、とくに甘いもので体を冷やすものは注意が必要です。白砂糖、乳製品の取りすぎ、小麦製品の取りすぎなどはあまり好ましくはありません。
逆に黒いもの海のものや海藻などは積極的に食べてほしいものです。あとクルミなどの木の実も体に精をつけるとされ、少しずつでもとりたいものです。
基礎体温表をぜひ作りましょう。
これを作ることで、ご自身の体の状態がよくわかります。
また、これを使って、漢方薬を生理周期に合わせて一番その時期にふさわしいお薬を選ぶこともできます。
低温期には卵巣や脳からの生殖器を刺激するホルモンの状態が大まかに分かりますし、排卵の状態や、子宮の活動状態も推測することができます。
大切な体の情報ですから、いとわずに作ると役に立ちます。
30代 153cm、40kg
結婚4年目。冷え性が強く有り、生理周期も安定しない。病院で1年ほど前から診察を受けて体外受精をすすめられている。その前に体を良くしたいと漢方薬を。基礎体温で排卵があまりはっきりしない。処方薬を服用するも、子宮の内膜が厚くなりにくい。
当帰を中心にしたお薬に、気の流れを良くするお薬、冷えをとるお薬を選び時期によって飲み分けをお願いした。1ヶ月で、少し基礎体温がメリハリが良くなり4ヶ月で冷えが良くなり、6ヶ月目に自然に妊娠。
「実」のタイプ 30代 161cm、60g(おそらくもう少し上かと)
結婚5年目。結婚してから体重が10キロぐらい増加。運動不足は自覚している。食事時間が遅くなりがち。病院で体外受精2回受けたがうまくいかなかった。最近基礎体温の低温期と高温期の差がなくなってきている。病院で治療を受け出した頃からも4キロぐらい体重が増えた。ムクミも感じる。便秘がち。
これらを考慮した漢方薬をお渡しした。3週間ぐらいで良くなる兆し。40日ぐらいで周りから良くなったねと言われて嬉しくなる。2カ月半ごほぼなくなり、肌荒れと冷え症の治療にかえたが、肌は良い状態である。
このような方は体を丈夫にするよりも、少しスリムになっていただき、体に貯めている「余分なもの」を減らした方が健康な状態になります。そのための漢方薬をお選びした。運動と食事の話もしっかりと話しながら、都合7ヶ月で体重が8キロ減。8ヶ月目に自然に妊娠。